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【ライDは面白い?】仮面ライダー DEFENSE WARRIORS徹底評価!歴代ライダーが集結するTDの戦略性と魅力・初期選択のコツまとめ

※本記事にはプロモーションが含まれています。
仮面ライダー DEFENSE WARRIORS

仮面ライダー DEFENSE WARRIORS
開発元:AiiA Corporation
無料
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イントロダクション:『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』(ライD)とは

2025年10月28日に配信開始されたスマートフォン向けアプリ『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』(通称:ライD)は、歴代仮面ライダーが大集結するタワーディフェンス(TD)ゲームです。ジャンル分類はタワーディフェンスまたはシミュレーションRPG。プレイヤーは、初代「仮面ライダー」から最新シリーズの「仮面ライダーガヴ」まで、世代を超えたライダーたちを編成し、街へ迫る「異形」に対峙します。

本作は、単純なキャラクターゲームに終わらず、タワーディフェンスとしての確かな戦略性を備えている点が特徴です。基本プレイは無料で、アイテム課金システムが実装されています。本レビューでは、実際のプレイ体験に基づき、本作の「魅力的な点」と「改善が望まれる点」を詳しく解説します。

魅力の中核:歴代ライダー大集結とファンへの配慮

夢のクロスオーバーと初期ライダー選択の楽しさ

『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』の最大の魅力は、昭和・平成・令和という時代の垣根を越えた歴代ライダーが集結し、自分自身の手でチームを構築できる点です。幼少期に視聴していた昭和ライダーと、最近の令和ライダーが並んで戦うという、まさに「夢の共闘チーム」を実現できるのが最大の醍醐味です。

特にファンにとって嬉しい仕組みとして、チュートリアルをクリアすれば、好みの歴代ライダーを1体選んで入手できるシステムが用意されています(星5限定を除く)。これにより、リセマラ(リセットマラソン)の手間なしに、プレイヤー自身が思い入れのあるライダーを相棒としてゲームを開始できます。

性能重視よりも好きなライダーで遊ぶ方が楽しめるという意見もあります。

この初期ライダー選択は、まるで「推しキャラとの運命の出会い」のようで、プレイヤーのモチベーションを大きく高めてくれます。収録ライダーは、伝説の1号から「ガヴ(ポッピングミフォーム)」まで、フォームチェンジを含めて豊富に用意されていますが、開発タイミングの都合上、最新作「ゼッツ」は未収録となっています。

忠実に再現された必殺技と音声演出

本作は、歴代ライダーが勢揃いするキャラクターゲームとして、ファンサービス面での作り込みも優れています。各ライダーは、原作そのままの必殺技や変身ボイスを再現しており、「ライダーキック」や「タイムブレイク」といった名場面をゲーム内で追体験できます。

必殺技発動時に流れるドライバー音声は、当時のキャスティングがそのまま(おそらくライブラリ音源)使用されています。例えば、『仮面ライダードライブ』のベルトさん(クリス・ペプラー氏)による「ヒッサァツ!フルスロットル!スピード!」や、『仮面ライダーガヴ』のポッピングミゴチゾウちゃんの「チャージミーチャージミー!ポッピングミ!フィニッシュ!」など、原作通りのイケボイスが堪能できます。平成・令和ライダーのドライバーの「中の人」の豪華さを知るファンにとっては、これだけでも垂涎ものの要素でしょう。

ただし、注意点として、ゲーム内シナリオに登場するキャラクターや、ライダー本人を演じた主演俳優のボイスは収録されていません。これは予算面の制約などが推測され、一部ファンからは「残念」と感じる声もあります。

戦略性とゲームプレイの奥行き

2Dタワーディフェンスの基本構造

『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』の戦闘は、タワーディフェンス形式を採用し、押し寄せる怪人軍団から自陣を防衛するのが目標です。戦闘はリアルタイムで進行し、プレイヤーは各ライダーをフィールド上に配置し、スキルや必殺技を駆使して防衛ラインを保持します。

ユニットは大きく「近距離」と「遠距離」に分類され、それぞれ重要な役割を担います。

  • 近距離ユニット:敵の進軍を阻止する防衛の中核です。溢れるエネミーの猛攻に立ち向かう役割があります。
  • 遠距離ユニット:飛行型のエネミーに対応したり、他ユニットの支援を行ったりします。

これらをうまく組み合わせて効率的に立ち回ることが重要です。

ライダーたちの個性は明確で、前線で敵を押さえ込むタイプ、遠距離攻撃で援護するタイプ、回復やバフを担うサポートタイプなど、ライダーごとの特性を活かした戦略が必要です。ゲージが満タンになると発動できる強力な必殺技は、ピンチな局面を逆転させる可能性を秘めています。

「進撃」システムがもたらす革新的な戦略性

本作がタワーディフェンスゲームとして革新的で面白いとされる要素の一つに、従来の拠点防衛だけでなく、敵の拠点を破壊できる要素が組み込まれている点があります。

エネミーの拠点を破壊できるのは、「進撃タイプ」のユニットのみ。プレイヤーは自分の拠点を守りつつ、ウェーブが落ち着いたタイミングを見極めて進撃し、敵の紫色のゲート(拠点)を破壊する必要があります。この際、敵拠点を急いで壊したい衝動に駆られがちですが、焦りすぎると逆に敵の猛攻を許してしまうリスクもあります。

自陣の防衛と敵陣の攻略という二つの目標を同時に考慮する、この革新的な戦略性が、本作のバトルシステムに奥行きを加えています。配置やスキル発動のタイミング次第で戦況が激変する緊張感があり、タワーディフェンスゲームとして高い完成度を実現しています。

ユニットタイプと育成システム

ステージごとに敵の出現経路やギミック、属性が異なり、どのライダーをどの位置に配置するか、攻撃型・防御型・支援型のタイプをどう組み合わせるか、といった戦略性が求められます。敵が段階的に強力になるため、単純に配置するだけでなく、スキル発動のタイミングやライダー同士の連携が勝利の鍵となります。

ゲームを進めるにつれ、ライダーたちの育成・強化要素が段階的に開放されます。具体的には、レベルアップによるステータス向上のほか、必殺技の強化、スキルツリーの開放、そしてフォームチェンジといった成長要素があり、プレイヤーの戦略の幅が一気に拡大します。ライダーたちは、タイプや属性別に多様に収録されており、星1から星5まで段階的に進化させるシステムがあるため、育成のやり込み要素を実感できるでしょう。

快適性とテンポ、そしてUI/UXの評価

ハイスピードバトルとカジュアル設計

『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』は、多忙な社会人や学生でも手軽に遊べるよう設計されています。1ステージあたりのプレイ時間が短く、数分でサクッとクリアできる形式のため、通勤時や休憩時間などのスキマ時間でも進めやすいのが利点です。

特に好評なのが、快適なプレイ環境を支える機能群です。

  • 最大3倍速対応:タワーディフェンスゲームで序盤のテンポの悪さを感じさせず、最大3倍速まで対応しているため、ストレスフリーで何度でも挑戦できます。
  • オート機能:倍速モードに加え、自動プレイ機能やオート周回システムも実装されており、難しい操作が苦手な人でも、ライダーを配置しておくだけで迫力ある戦闘を楽しめます。また、放置中でも報酬を獲得できる仕組みがあり、手間を削減しながら効率的に強化できる工夫が好印象です。

これらの快適性・日課の評価は、レビュー項目の中でも4.2点と最高評価になっています。

改善が望まれる点:テンポを損なう演出とUIデザイン

一方で、ゲームのテンポや快適さに関して、いくつかの改善点が指摘されています。

最も強く指摘されているのは、戦闘終了後のリザルト(報酬表示)が無駄に長いという点です。プレイヤーからは「そういう演出いいから、さっさと次のステージ行かせて!!」という声が上がるほど、EXP報酬やアイテム報酬の表示時間が長く感じられます。また、新ステージ開放演出も煩わしく感じられるため、スムーズに次のステージに進めるよう改善が望まれています。さらに、ゲーム開始時の強制チュートリアルが長いという指摘もあります。

また、UI/UXデザイン面にも課題が見られます。ゲーム全体的にUIが「ダサい」という評価があり、特に黒基調のUIが「ショボい」と感じられる部分があるようです。細部の作り込みの甘さが低評価に繋がっており、カジュアルなアニメIP作品としては、演出やUIの面で物足りなさが残ると言えるでしょう。

ストーリー、ガチャシステム、推奨課金要素

オリジナルストーリーと演出面での課題

本作のメインストーリーは、オリジナル展開となります。これは、従来の仮面ライダーシリーズ本編とは全く異なる世界観で、歴代ライダーが集結する「ディケイド」のようなお祭り作品に近い構成です。

物語の主人公は、記憶を失った上に異世界転生してきた人物で、歴代ライダーの記憶をもとに変身して「異形」と戦います。この設定は、おそらくライダーを演じた俳優のボイスを起用できなかった予算の都合で設定されたものだと推測する意見もありますが、逆にシリーズを全く視聴していない方でも十分に楽しめる構成になっています。ストーリーには、記憶を失った主人公や、ヘソ出しがセクシーで可愛いヒロインなど、魅力的なキャラクターも登場します。

しかし、メインストーリーや必殺技の演出は、正直なところ豪華とまでは言えず、「平凡」であると評価されています。アニメIP作品としてはカジュアルな作りであり、ストーリーや世界観を深く期待して遊ぶと、やや物足りなさを感じるかもしれません。

ガチャシステムと効率的な強化

『ライD』のガチャからは、タワーディフェンスの戦闘で活躍する「ライダー」が登場します。最高レアリティである★5の確率は3%で、★4が5%、★3が10%、★2が30%、★1が52%という設定です。ピックアップガチャにおいては、★5レアリティはピックアップライダーのみが登場する仕様です。

ガチャ画面のセリフ紹介がおもちゃの番宣のようで面白いという感想もあります。

また、無課金でもキャラクターを集めやすい工夫がされています。通常のガチャとは別に、1日5回広告ガチャを回すことが可能。これは恒常キャラクターしか登場しませんが、最高レアの★5も排出されるため、余裕がある人はコツコツ回すことで効率的に強化を進められます。

本作はキャラクターを重ねていく「凸ゲームシステム」を採用しているため、毎日コツコツとプレイすることが効率的な強化に繋がります。また、恒常キャラクターは★1〜★5のすべての確率で登場するため、リセマラをしなくても多くのライダーに触れることができます。

おすすめの課金要素

本作をより快適にプレイしたいプレイヤー向けに、おすすめの課金要素として「ライD特典パス」(税込1,500円)が挙げられています。

この特典パスは、いわゆる「快適プレイ支援アイテム」で、素材集めや育成のテンポを大幅に改善してくれる内容です。特に、時間の限られたプレイヤーほど恩恵を受けやすく、バトルや育成の効率を向上させたい場合には、非常にコストパフォーマンスが良いアイテムだと評価されています。

まとめ

『仮面ライダー DEFENSE WARRIORS』は、仮面ライダーシリーズのファンにとって、歴代ライダーで遊べるタワーディフェンスゲームというコンセプト自体が魅力的です。コアなファンはもちろん、子供の頃に少し視聴した程度の方でも馴染みやすい作品に仕上がっています。

タワーディフェンスゲームとしての評価は高く、地上と空中のユニットの役割分担や、進撃ユニットによる敵拠点破壊といった独自の要素が戦略的な面白さを生み出しています。また、最大3倍速でのハイスピードバトルに対応しているため、ゲームのテンポが非常に良い点も大きなメリットです。

一方で、アニメIPのキャラクターゲームとしては、必殺技の演出やストーリー、UIデザインといった細部の作り込みに不足が見られ、豪華さや没入感を期待すると物足りなさが残るかもしれません。また、戦闘終了後のリザルト演出が長く、快適性を損なっているという課題もあります。

しかし、好きなライダーを最初に選べるという親切なシステムや、ドライバー音声の再現度といったファンサービスが充実しているため、総合的には「仮面ライダー愛と遊びやすさ、どちらもしっかり詰め込まれた良作」として、仮面ライダーファンや、カジュアルな戦略ゲームを楽しみたいプレイヤーに強くおすすめできる作品です。

仮面ライダー DEFENSE WARRIORS

仮面ライダー DEFENSE WARRIORS
開発元:AiiA Corporation
無料
posted withアプリーチ